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conceptコンセプト

当設計事務所は日本古来の自然素材や文化を活かした建築を大切にしています。自然素材の特徴として、時間と共に変化して味が出てくるということが挙げられます。それぞれの素材が、その場に馴染んで共鳴しあい、一体となり、心地の良いほっこりとした空間に仕上げていってくれます。建築を設計し形にしている事務所として、日本ならではの素材や文化に誇りを持ち、現代社会に存続させることにこだわりを持っています。

家族

まずは家族構成です。夫婦、子供、両親、兄弟、1人住まい等々…。最初は2人からでも、10年後は4人、5人かと思えば2人、そして1人と又変わる。 当然先はわかりません。でも、ちょっとだけ先を考えると、違った暮らし方が見えてきます。住まいも、家族の変化に合わせて工夫できるプランを作っておくことができます。また、その家族ならではの住まい方があったりもします。そうしたことを踏まえてそれらを形にすることで、家族にとって、ゆったりとストレスのない生活が可能になります。少しだけ先を見据えて、皆で思い描いてみませんか。

  • 完全二世帯住宅

  • ストーブを囲んで団欒

  • 子供部屋の気配がわかる

植栽

建物がほぼ完成すると、外構工事に入ります。デッキや塀、アプローチを整え、最後に植栽を施します。ここで初めて緑が入ります。 落葉樹は、夏、日陰を作って蒸散作用によって涼しい風を送り込んでくれます。冬には葉を落とし、陽を家の奥まで送ります。常葉樹は、一年中緑のままで、目隠しなどによく使われます。このように、樹木・草・花にはそれぞれ役割があり、部屋から見る風景として楽しませてくれます。

  • 手入れの行き届いた庭

  • 木々をすり抜けるアプローチ

  • 玄関先にワンポイント

敷地

住まいを考える時、まず土地を探します。駅近で、日当たり良好で、緑・公園が見えて遠景がすばらしい…など、「全て良し」という敷地はなかなか見つからないわけで、やっと巡り合えても高額で手が出せないことがほとんどです。
「買っていいものやら…さて…」と、迷っているうちに売れちゃいました、ということも良く聞く話です。 一番大切な事は、この土地にどのような家が建つのだろう?と考えることだと思います。要は、土地のこだわり以外は建物でカバーすることが出来るということです。景色・日当たりなど、いろいろな解決方法があるはずです。建物のコストと、土地のコストのバランスを考えて、一緒に土地探しから始めてみませんか。

  • 三角形で段差のある敷地

  • 住宅街の傾斜地にある敷地

  • 傾斜地を生かしたスキップフロア

風土

日本には、四季というすばらしい自然があり、人々の暮らしに楽しみや、潤いを与えてくれます。しかし、視点が変わると、梅雨時の雨や湿気、台風や、大雪、夏の強い西日など、生活にとって厄介になることも多くあります。私たちはこうした気候・風土の中に住まう以上、その特徴を踏まえた家作りが当然必要になると思います。普段から見慣れた景色にある、深い庇や、小庇もそのひとつであるように、古くからの日本家屋は今の家作りのヒントを教えてくれます。

  • 深い庇は雨の日も開放的

  • 外格子は風の日でも安心

  • 大きな開口で風を誘う

古民家

古民家の良い所は新建材を使用せず、樹齢が長い木や、土・紙・石を使用していることです。それは日本ならではの素材であり、素材の一つ一つに日本の歴史や匂いが沁みついているのです。時代に合った新しい建築物を建てるのも素敵なことではありますが、自分たちが生まれるよりも昔に建てられ、何百年もの間生き続けた古民家を残していくのも、また素敵なことではないでしょうか。
一度取り壊してしまった建物は二度と蘇ることはありません。それはすなわち、二度と同じ風景や趣を体感することもできなくなるのです。
だからこそ、古いから取り壊すのではなく、どうしたら建物としてもっと寿命を延ばすことが出来るのかを日々考え、作業に取り組んでいます。

  • レトロな雰囲気の黒い梁

  • レトロモダンな宿泊施設

  • 築150年の趣を感じる家屋

診療所

「お医者さんに行く」というのは子供でも、大人でも緊張してしまいます。出来れば行きたくないのが本音ですが、病は都合よく待ってくれません。病の数も年々増えていくのが現実です。であれば、少し発想を変えてお隣に声をかけるような感覚や、ちょっと寄ってみたくなる風情だったりするお医者さんを考えてみてはどうでしょう。建物や空間(インテリア)のもつ、イメージやデザインがそうした思いを手伝ってくれる提案をしてみたいと思います。

  • 緑の見える診療所

  • レトロな雰囲気の待合室

  • 自然素材で和む歯医者さん

石は重く不動のもの、どっしりとした変わらない落ち着きを与えてくれます。それは、何年も変わらず存在するイメージが強いのですが、実は姿を変える時があります。雨上がりの後、肌の色は濃くなりツヤを出します。そして涼風を誘います。更に時間がすぎると苔を身にまとい、柔らかさを見せることもあります。

  • 玄関先に置いた庵治石(あじいし)には、人を引き寄せる力がある

  • 桧板を際立たせる、黒御影石

  • 温泉で見かける十和田石(とわだいし) 濡れるとグリーンが美しい

  • 緑を際立たせる白御影石

漆喰

山から取れる石灰が原材料の左官材料で、内外問わず壁や天井に鏝(こて)を使って塗ります。塗る厚みの違いや鏝(こて)の使い方によって様々な表情を見せたり、塗る職人さんの個性が際立つのも特長です。調湿性も高く、ほっこりとした穏やかな居心地の良い空間には欠かせない素材です。

  • 墨色の個性を引き出す白漆喰

  • 吸い込むような土佐漆喰の肌合い

  • 古木を使った式台と上框が漆喰となじむ

  • 荒々しい土佐漆喰の外壁が、町の風景と調和する

木造はもちろんのこと、鉄骨造やコンクリート造にも木は使われ、古くから欠かすことのできない材料の一つです。あまりに身近な存在ではありますが、表しの柱や梁はやはり人の心を動かし、丸太のダイナミックさは安心感を与えてくれます。床板や手すりやカウンター・建具のように人に触れる箇所によく使われるのも、木が温もりを与えてくれるからでしょう。

  • チークで作った家の顔

  • 木格子から室内へ心地よい風が通り抜ける

  • 木とスリガラスによって優しい光が室内に差し込む

  • 自然のままの丸太を使った、温かみのある空間

楮(こうぞ)、三椏(みつまた)などの植物から漉(す)いて作る和紙を壁や天井の仕上げとして使います。漆喰と同様に調湿性を持ち光を和らげる効果があり、コスト面からも使いやすい材料です。 和紙を使った穏やかな空間は、寝室にも良く合い、快適な睡眠を誘ってくれます。

  • 柔らかな個性を引き出す柿渋和紙

  • 木格子から室内へ壁・天井に貼った和紙 光りがとてもやわらかい心地よい風が通り抜ける

  • 和紙を貼った寝室は、落ち着いた空気感が漂う

  • 雪見障子が見る庭は別世界

自然素材

自然素材の特徴として、時間と共に変化して味が出てくるということが挙げられます。 今まで紹介した以外にも、柿渋やベンガラなど、たくさんの自然素材があります。また、レンガ・鉄・銅・真鍮(しんちゅう)なども同じように時間と共に味が出てくるので、自然素材と一緒に扱うことが出来ます。
それぞれの素材が、その場に馴染んで共鳴しあい、一体となり、心地の良いほっこりとした空間に仕上げていってくれます。

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