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スタッフブログ いってきました: 2014年5月アーカイブ

土佐(旅行)日記 パート1

5月24日・25日に、JIA住宅部会 近畿支部の土佐旅行が行われました。
今回の旅行は、福田が世話人として参加していましたので、
私たちスタッフもお手伝いとして参加させていただきました。

木造建築の分野で全国トップレベルの評価を受ける、「土佐派」の建築を巡ることを目的とし、
土佐派の家ネットワークの建築家である、細木茂氏を案内役に迎え、
土佐派の建築家と親睦を深めよう、というツアーでした。
(細木先生2日間、本当にお世話になりました!感謝申し上げます。)

大型バスに揺られ5時間半…。
南国土佐に到着したときにはもうお昼時なので、まずは案内人である
細木茂先生が設計された、「ダイニング・サーラ」で腹ごしらえ。

サーラ1.jpg

「土佐派」特有のこれぞ木造!といった建物ではありませんが、

サーラ2.jpg

柱に木が使われていたり、店内の天井が竹だったり…。
とてもこだわりのつまったおしゃれなレストランでした!
私たちは併設している離れでランチを頂きましたが、ゆったり落ち着く空間でした。

おなかがいっぱいになったところで、次の見学場所へー。

ワラ工ミュージアム.jpg

こちらは、今回のツアーでご一緒しました、竹原義二先生が設計されました、
藁工の倉庫だった蔵を改修された「藁工ミュージアム」です。
このミュージアムでは、障害のある方や、専門の美術教育・文化潮流の影響を受けることなく、
心の赴くままに表現者として製作活動を行っている人々の作品を中心に、調査・保存・公開されています。

藁工.jpg

懐かしい建物の中に、どこか異世界に紛れ込んだような雰囲気がある空間でした。

次は「龍馬の生まれたまち記念館」へ。

R0031506.JPG

こちらの建物は、土佐派の太田憲男先生が設計された建物です。
開口部が全て木製なのですが、こちらの建物自体は耐火建築物だそうです。
耐火建築物で木造…矛盾しているようですが、工夫次第でここまで木を使った
建物を作れるということに目からうろこでした。

竜馬の生まれた町記念館.jpg

道路に面している窓から光が差し込み、とても綺麗でした。

ここから徒歩5分ほどにあります、
土佐派 山本長水先生が設計されました「稱名寺(しょうみょうじ)本堂」へ。

しょうみょうじ1.jpg

白い漆喰の壁には、土佐の家の特徴である小さい庇と段がついています。
雨が多い地域ですので、壁が汚れないようにするのとともに、
塗り面を小さくすることで、左官屋さんの作業がしやすくなり、壁にクラック(亀裂)も
いきにくくなるのだそうです。なるほど…。

しょうみょうじ.jpg

中は、梁がたくさん…!!
大空間を作るためには、基本的には大きな梁が必要になりますが、
細い部材でも組むことによって、構造としてしっかり機能するそうです。
(柱と梁だけでも、構造としてしっかり保っているそうですが、
 建築基準法上、構造金物も見えないところで入っているとおしえていただきました。)

山道を大型バスではらはらしながら上っていくと、本日ラストの「竹林寺」へ。
50年に一度のご本尊のご開帳の日と日程が調度合わさったので、
本堂に参詣をした後、「竹林寺納骨堂」の方へ。

竹林寺 1.jpg

竹林寺に併設している納骨堂は、堀部安嗣先生の設計です。

竹林寺.jpg

天井は垂木が敷き詰められています。
外壁には、左官職人さんが総勢13名で磨き上げた、約25mの漆喰の鏡面仕上げの壁があったり、
納骨堂の中はとても静かで、あの世とこの世の境のような、洗練された空間でした。


1日目からたくさんの素敵な建物を見学させていただき、身の引き締まる思いがしました。
25日の詳細は、また後日…。

スタッフO

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